株主優待の仕組みについて

株主優待とは、会社が株主に向けて配当とは別にプレゼントを贈る制度のことです。会社によってはおこなっていないところもありますが、最近では配当よりも株主優待が目的の投資家も増えてきています。魅力のある優待をおこなう会社の株は人気もあり、株主が長くその株を保有したいという気持ちにさせることに一役を買っています。

株主優待の内容は会社によって異なりますが、優待券や商品券、その会社が販売や開発してる商品そのものだったり、お米券やQUOカードなど日常に役立つものを貰えるケースもあります。また、持っている株数によって優待内容も変わるので、たくさん株を持っている人ほど多くの優待を受けることができます。自分自身がよく利用する会社の株を持っていれば、配当とあわせるとかなりの実質利回りになる計算もできるのでお得感もあります。

株主優待を受けるためには、権利確定日に株主でいる必要があります。権利確定日とは、その株を持っていることで発生する権利が貰える日のことです。この権利には株主優待はもちろん、株主として重要な配当を受ける権利や株主総会へ出席できる権利も含まれます。受け渡しの関係上、権利確定日の3営業日前である権利最終日までに株を購入しておかなければなりません。反対に、株を手放す場合は、権利確定日以降に売りに出せば、しばらくは引き続き株主としての権利を保有することができます。

株保有者株主優待のメリットは、株を保有しているだけで様々な特典がもらえるということですが、デメリットとして気をつけなければいけない点もあります。それは、株主優待制度というのは会社の都合で変更されたり、突如なくなったりすることもあるということです。優待にこだわるあまり、株価そのものが下落した際に売るタイミングを逃してしまう可能性もあるので、優待制度ばかりに気を使うのではなく、株そのものの値動きも気をつけておくとよいです。

人気の株主優待の傾向

株主優待を目的に株式を購入する人もたくさんいますが、 どの銘柄がどんな株主優待を貰えるか、権利日はいつなのかを常に確認する必要があります。そのような情報はインターネットや会社のホームページでも確認できますし、証券会社に依頼すると一覧になった冊子を貰うことができます。

人気の株主優待の銘柄は、食品メーカーが多い傾向があります。自社のサービスを株主優待としている会社もありますが、食品メーカーはその会社の商品をくれる場合が多く、普段の生活でも消費することができるのでとても人気が高いです。 また毎回あるわけではありませんが、食品メーカーの株式を持っていると新商品の試食会などもあるので、それも人気の理由の1つでしょう。

飲食店食品メーカーの他に株主優待として人気があるのが、飲食店の会社です。飲食店の銘柄は、その飲食店で使える優待券を貰えることが多く、全国展開しているチェーンや色々なタイプの店舗があるグループの飲食店の銘柄が特に人気があります。また株式が手頃な値段で買えたり、最低単位の株式を購入しても、株主優待があるものなどは人気があります。

食品メーカーの株式は景気が良くなったり悪くなったりしても、それなりに需要があるので株価が急降下しにくい傾向にあります。株主優待を貰っても、株価が急降下するようでは長く株式を持つこともできないですし、売買のタイミングが難しいです。人気の株主優待の銘柄は、株価が下がると買われたりするので、あまり株価が下がらなかったりします。

株投資するならまず目的をはっきりしましょう

株式には上場している市場が色々あります。一番取引量が多く、上場する条件が厳しいのが東京証券取引所第1部です。その他にもベンチャー企業が上場している東証マザーズや、大阪証券取引所、名古屋証券取引所など色々ありますが、それぞれ上場するのにも条件があり、市場によってはリスクの高い市場もあります。

投資用資金株式に投資する場合はやみくもに投資するのではなく、目的を決めて株を購入した方がいいでしょう。長期保有で株主優待が目的ならば、ある程度大きな会社で安定的に株主優待が出る可能性がある銘柄へ投資をします。単純に利益だけを求めるならば常に値の動向を観察しなければいけません。 このように目的を決めれば購入する株式も絞ることもでき、やみくもに無駄な資金を注ぎ込むこともなくなります。投資をするにあって大切なことは、余裕資金の範囲内ですることです。

老後の資産運用のためなのか、短期で少しずつでも利益を期待するものなのか、そういったことでも購入する株式は変わってきます。仕事が忙しくて、日中株式の売買ができない人は株価をこまめにチェックしなければいけないので短期で売買するのは難しいです。 逆に取引時間中はずっと株価を見ていられるなら、短期での売買には向いているでしょう。また長期保有が目的なら、目先の値上がり値下がりにとらわれることはないので、忙しくても株式の売買がしやすいので気持ち的にも楽になるでしょう。

大きな会社でも倒産したりすることもあるので、長期保有で購入しても株式は何があるか分かりません。経済は日々状況が変わっていくものなのでその都度最善の策をい講じていかないといけません。それでも株式への投資は目的と資金を決めて、自分のライフスタイルや性格にあった投資スタイルを見つけることが大事でしょう。

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